働いていれば、一度はこう思ったことがあると思います。
しかし、辞めたいと思っていても、「やりがいを理由に本当に辞めてしまってもいいの?」という考えが頭をよぎり、辞めるに辞められない人もいるかもしれません。
この記事では、仕事にやりがいを感じられないと悩んでいる人に向けて、このような内容で紹介しています。
この記事の内容
- やりがいを理由に辞めていい時
- やりがいを感じられない理由
- やりがいのない仕事への対策
ぜひ最後まで読んでみて下さい。
目次
やりがいを感じられない仕事は辞めてもいいの?
仕事をしていると「やりがい」を感じることができない時があると思います。
そんな時「仕事を辞めたい!」という思いが頭をよぎると思いますが、やりがいを理由に辞めてしまってもいいのでしょうか?
結論から言うと、だいたいの場合は辞めてしまっても問題ありませんが、「やめてはいけない場合」に当てはまっているのに辞めてしまうと、転職にも影響してきます。
そうならないためにも、やりがいを理由に「辞めていい時」と「辞めてはいけない時」、自分がどちらに当てはまるか確認してから判断してみてください。
やりがいを理由に会社を「辞めていい場合」
まず、やりがいを理由に会社を「辞めていい場合」について紹介します。
一言でいうと、会社が「社員について考えていない場合」です。
主にブラック企業と呼ばれるような会社です。
そもそも、なぜやりがいを感じられないかを知っていますか?
後から紹介する「なぜ仕事のやりがいを感じられないか」で紹介していますが、社員について考えていない会社でやりがいを見出すことはできません。
なぜなら、仕事にやりがいを感じるためには「3つの要素」を満足する必要がありますが、社員について考えられない会社はこの3つの要素を満足することができないからです。
社員について考えてない会社は、そもそもこの「3つの要素」を満足する環境を用意することができません。
その場合は、環境が整った会社に転職することをオススメします。
やりがいを理由に会社を「辞めてはいけない場合」
続いて、やりがいを理由に会社を「辞めてはいけない場合」とはどんな時か、それは今の仕事が「得意」もしくは「得意」とまでは言わなくても不得意ではない場合です。
もっとわかりやすく言えば、今の仕事に対して能力不足を感じていない人です。
そんな人は「やりがい」を理由に転職してしまうと後悔してしまいます。
ただ、勘違いしている人もいると思うので補足しますが、ここでの能力不足とは、その仕事に必ず必要なのに決定的に能力が欠けていることをいいます。
法律や医療に携わっているのに専門用語が全くわからなくて電話の引継ぎすらできない。
更にそれらの専門用語を覚える気もなく、覚えられないような状態です。
この状態であれば、能力不足の状態なので、辞めてしまった方がいいでしょう。
しかし、もし能力不足を感じていたとしても、自分の得意なことでカバーできるのであれば、そのまま今の仕事を続けてもいいと思います。
仕事はその人の「スキル」「コミュニケーション能力」「キャラクター」で決まります。
よく「スキル」を高くすることに目がいきがちですが、たとえスキルが低くても、上司やお客様の要望をしっかりと見極める「コミュニケーション能力」が高い、もしくは、周りへの気遣いが上手くてなんだか憎めないと思われる「キャラクター」を持っている人はいませんか?
そんな人をよく見ていると、「自分の得意な仕事と交換」して生産性を上げたり、自分の不得意な部分を補ったりしています。
例えば、あまり接客が得意でない人のかわりに積極的に電話対応を行い要望を押さえポイントを伝える、そのかわりに自分の業務を請け負ってもらうなどです。
実際に僕の周りには精密な仕事は苦手でミスが多くても、接客対応が抜群にうまく一目置かれている人がいました。
このように、業務に必要なスキルがある程度不足していても、他の能力で補うことが出来るのであれば、その環境でひとまず頑張ってみることをオススメします。
その環境で頑張れば「やりがい」も後からついてくる場合が多いからです。
なぜ仕事にやりがいを感じられないか
では、そもそも「なぜ今の仕事になぜやりがいを感じられないのか」について3つの要素について説明します。
仕事にやりがいを感じるためには、この3つの要素を満足する必要があります。
やりがいを感じる3つの要素
- 正当な評価がある
- チャレンジ性がある
- 成長できる環境である
これは、経営学の父と呼ばれたピーター.F.ドラッカーが提唱した「働く人の生産性を上げる」ために必要な3つの要素です。
この3つを満足すると「充実した時間を過ごすことができる」ので、仕事にやりがいを感じることが出来ます。
では、1つずつ見ていきましょう。
正当な評価がある
人がやりがいを感じるためには、自分の仕事の成果に対して評価基準が明確である必要があります。
例をあげると、自分よりテストの点数が悪いのに、自分の成績が「4」でその人が「5」だった場合、どう感じるでしょう。
おそらく不当な評価だと感じると思います。
仕事でも同じことで、正当な評価を受けないと仕事に対して「意欲的」「能動的」になれません。
チャレンジ性がある
みんなのやる気を上げるためには、「自分の能力を高めることができる」もしくは、「今の自分に必要なのスキルを得ることができる」ようなチャレンジ性がある仕事が出来る、更に失敗したとしても次の仕事も任せて貰えるような環境が必要です。
失敗してすぐに失敗の責任を追及してくるような職場では、誰も積極的に仕事ができず、生産性を上げることはできません。
成長できる環境である
自分の能力を専門的に高めてことができ、自分が成長できているという実感を得ることができれば、仕事をしていてもやりがいを感じることができます。
仕事をしていても、その力が必要なものだと実感できなければ、モチベーションを維持することは難しいです。
やりがいのない現状から抜け出すための対策
では、実際にやりがいのない環境から抜け出すためにはどうすればいいのか、悩んでいる人もいると思います。
やりがいのない環境から抜け出す1番簡単な方法は、「転職」です。
特に社員についてあまり考えていない会社は、これらの環境を整えることができません。
- 正当な評価がある
- チャレンジ性がある
- 成長できる環境である
そのため、その会社で仕事を続けてもやりがいを感じることは出来ません。
その場合は、すでに環境が整っている職場に転職してしまうことが一番早いです。
しかし、せっかく転職しても同じようにやりがいが感じることができないという人も多々います。
そんな人は、「自分の得意なこと」に目を向けて見てください。
今の仕事を「続ける」にしろ「辞める」にしろ、自分の得意なことがわからないままだと、今後仕事をしていくときに不利になっていきます。
やりがいのある仕事の見つけ方
やりがいを理由に仕事をやめる人に伝えていることは、自分の「得意なこと」を見つけるです。
自分の「得意なこと」を「仕事」にすることで、正当ではなくともある一定の評価は得られるし、色々なことにチャレンジする余裕も出てきます。
また、色々なことにチャレンジすることで、成長する実感を得ることも難しくありません。
そうやって「やりがい」が出てきた仕事が自分の「やりたいこと」に変わったとき、その仕事のことを天職といいます。
天職の条件
「やりたいこと」+「得意なこと」
しかし、転職に失敗する多くの人が、自分の「得意なこと」に気が付いていません。
仕事を辞めようかなと悩んでいる人は、「自分が得意なことは何か」を考えてみてください。
天職の条件について詳しく知りたいという人は、この記事もあわせて読んでみてください。
≫「このまま今の仕事を続けててもいいのかな?」と悩んでいる人へ!
やりがいのない仕事を続けるデメリット
冒頭でもお伝えしましたが、やりがいのない仕事については、「今している自分の仕事が不得意ではないのに能力不足を感じている場合」を除いては辞めてしまっても構わないと思っています。
その理由は、やりがいのない会社で働いていると、デメリットが想像以上に大きいからです。
デメリットは主に3つあります。
やりがいのない会社で働くデメリット
- 自分の能力を伸ばす機会を失う
- 自分の市場価値が下がる
- 自信がなくなる
1つずつ紹介していきます。
自分の能力を伸ばす機会を失っている
やりがいを感じる仕事が出来ていれば、継続的に自己成長を続けることが出来ます。
同じ作業をしてただ毎日が過ぎている人と、毎日目標を持ってチャレンジを続けている人では数年後の能力差は歴然です。
月日だけが過ぎていき、気づけば30歳、40歳、50歳と歳を重ねていくだけの危険性もあります。
自分の市場価値が下がる
やる気を見いだせない場合、生産性が低く新しいことにチャレンジできない仕事内容であることが多いです。
具体的には、1年間同じ知識しか使わずに仕事を続けているなと感じた場合は、スキルアップ出来ていない可能性があります。
そうなると、自分の市場価値が下がっています。
自分の市場価値を下げないようにするためには年齢と一緒にスキルも上げなくてはいけません。
自信がなくなる
やりがいを感じていないと、仕事に対して身が入りません。
仕事の失敗も多くなり、徐々に自信を失っていきます。
また、成長するために失敗を生かすことが必要不可欠ですが、身が入っていない仕事で失敗しても、その失敗を次に生かすことは難しいかもしれません。
その状態で仕事を続けても、自分の成長にはつながりません。
周りの人に、自分の仕事の素晴らしいところを聞かれたとき、答えるとができないのであれば、今の仕事は向いていないのかもしれません。
まとめ:やりがいのない仕事は辞めていいのか?
この記事のまとめです。
やりがいを理由に仕事を辞めてしまってもいいのかについて「辞めていい場合」と「辞めてはいけない場合」があります。
- 仕事を「辞めていい場合」
- 仕事を「辞めてはいけない場合」
まず「辞めていい場合」ですが、こんな会社で働いている場合は辞めてしまった方がいいです。
辞めていい場合
この場合は、その会社でやりがいを見出すことは難しいです。
この環境で働いていても幸せにはなれません。
また、実際に社員について考えていない会社について詳しく知りたいという人は、この記事にまとめているので、あわせて読んでみてください。
続いて「辞めてはいけない場合」です。
会社を「辞めてはいけない場合」はどんな場合か、それは「今している自分の仕事が不得意ではないのに能力不足を感じている場合」です。
辞めてはいけない場合
その場合は、その能力が補えた場合、後からやりがいを感じるようになるかもしれません。
そもそも「なぜ今の仕事になぜやりがいを感じられないのか」について3つの要素について説明します。
仕事にやりがいを感じるためには、この3つの要素を満足する必要があります。
やりがいを感じる3つの要素
- 正当な評価がある
- チャレンジ性がある
- 成長できる環境である
これは、経営学の父と呼ばれたピーター.F.ドラッカーが提唱したもので、この3つを満足すると「充実した時間を過ごすことができる」ので、仕事にやりがいを感じることが出来ます。
そして、この環境が達成できないと思う会社にいる場合は、すでに環境が整っている職場に転職することをオススメします。
最後に、やりがいのない会社で働くデメリットについて紹介します。
主なデメリットは3つです。
やりがいのない会社で働くデメリット
- 自分の能力を伸ばす機会を失う
- 自分の市場価値が下がる
- 自信がなくなる
このデメリットはやりがいのない仕事で働いている限りずっと続きます。
やりがいのない会社で働いていると、デメリットが想像以上に大きいです。
そのため、やりがいを見出すためにも、「自分の得意なこと」に目を向ける必要があります。
以上がこの記事のまとめになります。
自分のやりたいことや得意なことについてもう少し詳しく知りたいという人は、この記事で詳しく紹介しています。
興味のある方は、あわせて読んでみてください。
≫「このまま今の仕事を続けててもいいのかな?」と悩んでいる人へ!