- 節約を始めてみたけど続かない
- 貯金を始めたけどお金が貯まらない
このような悩みを抱えている人はいませんか?
もしそうなら「固定費の見直し」から始めてみて下さい。
節約が続かない主な原因はストレスです。
節約を始める際、固定費と変動費の内、変動費から節約を始めてしまうと「外食」「趣味」「交際費」など、日々制約を意識しながら努力する必要があるのでストレスがかかりやすくなってしまいます。
しかし、固定費は1度見直しすると、ずっと効果が続くので1番ストレスがかかりません。
節約を始めたけれどもなかなか続かないという人は、節約してもストレスがかかりにく「固定費の見直し」から始めることをオススメします。
また、固定費の見直しは一見すると効果が薄いように見えますが、今回紹介する内容で「月2~3万円」節約することができれば「年間20万~30万円」、3年も続けば100万円近いお金になります。
今までお金が貯まらなかったという人は参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
家計の見直しは固定費から
まず始めに、なぜ家計にとって固定費の見直しが効果的なのでしょうか?
それは、冒頭でも紹介しましたが、固定費の見直しがストレスがかからない節約方法だからです。
無駄遣いの原因はストレス?
節約しようとすると、お弁当の持参や交際費の削減など、日々の努力を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、見直す順番としてはは一番最後になります。
確かにこれらの節約は即効性もあり、積み重ねると金額も大きいのですが、節約するたびにストレスがかかってしまうからです。
節約をするときの基本は「ストレスをかけない」ことが重要です。
節約が続かない人の中には、自分の心の弱さが原因だと思っている人もいますが、それは違います。
節約しようと思ってもできない原因はストレスとの向き合い方を間違えているからです。
理想の固定費は家計の何割?
続いて、固定費の割合ですが、家計の何割ぐらいで収めると理想的か知っていますか?
家族構成などでも変わってくるのですが、家計の固定費は50%~60%が理想と言われています。
内訳は大体このような感じになります。
固定費の内訳
- 保険7%
- 通信費7%
- 光熱費7%
- 居住費25%
- 車10%
この割合でいけば、収入に対して約56%が固定費になります。
70%を超えてくると家計をやりくりするのが厳い状況なので急いで改善しなくてはなりません。
また、実際に書き出してみるとわかるのですが、固定費は意外と大金です。
もし手取り20万円の人が固定費を10%節約することができれば、年間で24万円節約することができます。
10%も減らせるの?と思う人もいるかもしれませんが、今まで固定費を見直していない人にとって10%の節約は意外と簡単です。
もし今の自分の固定費を見直してみて、理想の固定費の割合から大きく離れている場合は、「固定費を10%の節約」することを目指してみてください。
固定費を見直す:5つの節約方法
では、実際に固定費を見直していきましょう。
5つの固定費
- 保険料
- 通信費
- 電気代
- 居住費
- 車
主に5つの固定費を見直すのですが、その中でも「保険料」「通信費」「電気代」の3つは、速攻性も高くオススメです。
では1つずつ見ていきましょう。
固定費の見直し:保険料
保険に加入してから何年も見直していない人は、年間で5万円~10万円ほど節約できる可能性があり、固定費を減らす上で効果的です。
また、保険の見直しは節約の効果も高いですが、何より自分に合った保険内容でなければ全く意味のないものになってしまいます。
そのため、今まで保険料を見直していなかったという人は、早急に見直すことをオススメします。
保険の見直しと聞くと難しそうに見えますが、意外と簡単にできます。
保険料見直しの5つのポイント
- 保険料は最適か
- 不要な特約はついていないか
- 保険料の支払い期間は適切か
- 必要な保障内容になっているか
- 複数の保険会社を比較できているか
この5つをおさえておくだけで、もしもの時に適切な保障を受けられない、必要以上に保障をつけてしまって保険料が高くなり、家計を圧迫するといったことを防ぐことができます。
また、保険料を見直すタイミングとしては、保険の見直しは自分のライフステージが変化したときがベストです。
例えば、結婚や出産、子どもの独立などライフステージが変化すると、必要な保障が変化するからです。
心当たりのある人は、早急に確認することをオススメします。
ただ、そうは言ってもこんな人もいると思います。
- 「複数の保険を比較するとか面倒」
- 「自分に必要な保険の内容とかわからない」
このような人は「保険チャンネル」がオススメです。
保険のプロが、複数の保険会社から自分に合った保険を無料で提案してくれます。
ムリな勧誘もなく、保険のよくわからなかった部分なども、納得がいくまで聞くことができます。
また、希望すれば家計の現状把握ができるライフプラン表を無料で作成し、それを元にお金のプロであるファイナンシャルプランナーが、家の購入、子供の大学費用、老後の資金などについて、何度でも相談にのってくれるので、「家計状況に悩んでいたけど、どうすればいいかわからずに今までそのままにしていた。」という人にもオススメです。
固定費の見直し:通信費
続いて通信費ですが、スマートフォンを利用している人は、契約会社をau、docomo、softbankなどのキャリアから、格安SIMに切り替えることで大きく節約することができます。
キャリアの月々のスマホ代の平均は8, 000円~1万円ですが、格安SIMに切り替えることで1か月の使用料が1,000~3,000円になります。
また、前までは格安SIMは料金が安いが音声通話が安定しない、電波が届かないなど言われていましたが、最近では基地局が各地に立ち始め安定した回線になりました。
そのため、3大キャリアと格安SIMのサービス内容の違いは無くなりつつあります。
しかし、格安SIMは種類が多く、どれを選べばいいのかわからないという人も多いと思います。
そんな人にオススメなのが「楽天モバイル」です。
楽天モバイルが格安SIMの中でも、特におすすめなポイントは全部で6つあります。
おすすめポイント6つ
- 月額最大3,168円でデータ容量無制限
- Rakuten Linkアプリ利用で無料通話し放題
- 契約期間の縛りがなく、違約金も発生しない
- 楽天ポイントが貯まりやすくなる
- 全国に店舗があるため、直接サポートを受けられる
- キャンペーンが豊富でお得に契約できる
特に、店舗サポートが欲しくて3大キャリアを選んでいた人はオススメです。
他の格安SIMと比べても、サポートもサービスも充実しています。
この他にも「新規契約で楽天ポイントがもらえる」キャンペーンをしているのでオススメです。
また、固定のインターネット回線についても、「楽天モバイル」と「楽天ひかり」の回線両方の申し込みをすると「楽天ひかり」の月額基本料が最大6ヶ月間無料となるキャンペーンや、楽天市場のお買い物ポイント+1倍のキャンペーンを実施しています。
楽天ひかりのメリット
- 月額基本料6カ月無料キャンペーン
- 楽天市場でのお買い物がポイント+1倍
下の詳細から「料金シミュレーション」で簡単に料金が出せるので、今使っている固定回線と比較してみてください。
固定費の見直し:電気代
電気代は、自分に合った電力会社と契約するとお得になります。
2016年4月に電力の自由化が始まり、「世帯人数」や「電気を使う時間帯」など、自分の生活スタイルに合った電力会社と契約できるようになりました。
しかし、自由に選べるようになったのはいいことですが、様々な電力会社が設立され、2022年現在では660社を超えています。
その中から、自分に合ったプランを選んで料金を比較するのは大変です。
そこでオススメなのが、「電気チョイス」です。
電気チョイスは、複数の電力会社の料金プランを比較することで、電気料金の削減を無料でサポートしてくれます。
自分で各社の料金を調べる手間が省けるので、効率的に安い電力会社を見つけることができます。
電気チョイスを利用するのは、とってもカンタンです。
step
1電気チョイスへ連絡・相談
まず最初に、公式ホームページから、申し込みフォームに必要事項を入力します。
必要な情報は、氏名、連絡先電話番号、郵便番号、住所、お客様情報(個人or法人)だけで、とてもシンプルです。
step
2担当者からの提案・選択
申し込みが完了すると、基本的には当日中に電気チョイスの担当者から電話がかかってきます。
家族構成や電気の使用状況など、詳しい情報をヒアリングされるので、電気料金の明細を手元に用意しておくとスムーズです。
step
3条件と電力会社がマッチすれば決定&契約
担当者から提案された電力会社やプランの中で、自分に合ったものがあれば、そのまま契約手続きに進むことができます。
契約手続きも電気チョイスの担当者がサポートしてくれるので、電気チョイスを利用すれば面倒な手続きはほとんどありません。
電気チョイスを利用することで、電気料金が半分以下になったという利用者もいます。
電気チョイスでは、自分にとってどの電気会社が一番お得になるのか、複数の電力会社の料金プランを比較した上で、自分に合った最もお得なプランを選ぶことができます。
いくら安くなるのか、わかるので大変便利です。
ぜひ相談してみてください。
固定費の見直し:住居費
住居費の理想は25%ですが、それが難しい場合は「収入の3分の1」を目指してください。
手取り30万円で、住居費は10万円以内に収めるイメージです。
もし、この割合を大きく超えているのであれば、早急に居住費の見直しが必要です。
続いて見直し方法ですが、賃貸の場合と持ち家かで変わってきます。
賃貸の場合は、引っ越しをして家賃が安いところに移る、もしくは更新のタイミングで契約した業者に値段交渉の相談をすれば、オーナーと交渉して値下げてくれる場合があります。
賃貸の節約方法
- 家賃が安いところ引っ越し
- 更新のタイミングで業者と交渉
持ち家で住宅ローンを組んでいる場合は、主にこの2つになります。
住宅ローンの節約方法
- 住宅ローンの繰り上げ返済
- 住宅ローンを金利の安いものに換える
こうすることで、住宅ローンを節約することができます。
資金に余裕がある場合は、住宅ローンの繰り上げ返済がオススメです。
しかし、繰り上げ返済をするためには、まとまったお金が必要で難しいという場合は、当初借り入れた金利より低いところに乗り換えるようにしてください。
住宅ローンの金利は年々下がっています。
現在の金利が1.2%以上の場合は、「住宅ローン借り換えセンター」に相談してみて下さい。
住宅ローン借り換えセンターは、20以上の銀行から自分が希望する条件で一番金利の安い条件を探してきてくれます。
当初借り入れたところと今の金利を比較して計算してみると、トータルで数百万安くなったということもよくあるので、無料相談で一度確認して見て下さい。
固定費の見直し:車
車を所有していると駐車場、車検代、自動車保険など、さまざまな維持費がかかります。
おおよそになりますが、車の種類ごとにかかる維持費について比較するとこのようになります。
<1年間の車の維持費>
項目 | 軽自動車 | コンパクトカー | 普通車 |
自動車税 | 7,200円 | 34,500円 | 39,500円 |
重量税 | 3,800円 | 15,000円 | 30,000円 |
自賠責保険 | 13,600円 | 15,110円 | 15,110円 |
任意保険 | 30,000円 | 35,000円 | 40,000円 |
車検費用 | 50,000円 | 60,000円 | 70,000円 |
メンテナンス費 | 15,000円 | 18,000円 | 20,000円 |
合計 | 119,600円~ | 177,610円~ | 214,610円~ |
車の固定費の理想は、家計全体の10%以内が理想ですが、上記の維持費から、ガソリンや駐車場代、車のローンなどを加えると、年間の維持費が一番安い軽自動車でも40万円を超えてきます。
そのため、自分の車があれば、通勤や彼女とのデートや趣味など、いつでも気兼ねなく遠出をしたいときに便利ですが、本当に必要かどうか検討してから購入するようにしましょう。
また、検討した結果、本当に必要だと思った場合は、月々1万円台から定額で乗れる「SOMPO」というカーリースもあるので、合わせて検討してみてください。
「カーリース」は、レンタカーやカーシェアリングなど、必要なときだけ車を借りられるサービスと違い、「自家用車を購入したいけど費用が心配」という人に、車検や保険、税金などの車にかかる維持費を全て月額料金に含めているので、月々のリース料金以外にかかるのは「ガソリン代」だけです。
そのため、急にかかる突発的な費用もかかりませんし、維持費も抑えることができます。
月々の支払はローンを組むより安くなるので、自分が乗りたい車が決まっている人は、一度確認してみてください。
固定費の見直しで無理のない節約を!
固定費の節約は、各費用の契約プランや支出の内訳を見直すだけで簡単にできるので、この機会にぜひ固定費を見直してみてください。
また、今回は「固定費の見直し」について紹介しましたが、家計の支払いには、毎月支払う金額が一定の「固定費」と金額が変わる「変動費」があります。
「変動費」の節約は、固定費と違って買い物を我慢するたびにストレスがかかるため、節約するのが難しいです。
そのため、節約が続かない人の中には、自分の心の弱さが原因だと思っている人もいますが、それは違います。
「変動費」の節約で大切なことは、ストレスのかからない仕組み作りが重要になってきます。
モチベーションに頼った節約方法だと、必ず失敗します。
もし、今まで節約したけど続かなかった、成功しなかったという人は、この記事を読んでみて下さい。
この記事では、無駄遣いをやめるための、「モチベーションに頼らない節約方法」について紹介しています。
今回紹介した固定費の節約と併せて活用して見てください。